葛飾北斎 山下白雨(さんかはくう) 「凱風快晴」が「赤富士」呼ばれていることに対してこちらの「山下白雨」は「黒富士」と呼ばれています。白雨とは夕立のことをいいます。激しく輝る赤い稲妻は、山頂よりも低い位置にあるため、北斎はいかに富士が高い山かを伝えたかったのだと思います。山頂の快晴、山麓の漆黒の闇、天候が違う程の雄大な富士は日本の象徴です。手間暇惜しまず仕上げました。富士の気高さや大地の躍動感を感じて頂けたらと思います。